アメリカ、家族のいる風景のともちんのレビュー・感想・評価

西部劇の映画撮影を逃げ出した俳優が、ひょんなことから昔の恋人を思い出す、という話。
やっぱりヴィムヴェンダースの作品はじわじわと来る。『パリ、テキサス』の生き別れた妻に会いにゆくシーンでもそうだったけれど今回も、昔の恋人に会い、実は自分には子供がいたと知った時の驚き、「時間は巻き戻せない、なんてことしてしまったんだ、、」という深い人間の気持ちを描くのがとても上手。
24歳の僕にとっての好みは『パリ、テキサス』だけど、こちらの作品は観る年齢によっても感想が違ってくるはず。