このレビューはネタバレを含みます
名作だと聞いていましたが、いままで観たことなかった。たしかにかなりいい映画。
冤罪で死刑を宣告された黒人の大男。子供のような純粋さを持ち、生き物をいやしたり、病気を治したりなど奇跡を起こす。やがて罪を背負って電気椅子へのグリーンマイルを歩む。
これはあきらかにキリストのゴルゴダの丘へのスキームを現代に焼き直そうとする意図がある映画なのだろう。
トム・ハンクス演じる刑務所の看守は冤罪と奇跡を起こす能力を知ってなんとか死刑を止めようとするが、それもかなわず。以後の人生は奇跡を起こす神の使徒を電気椅子に送った罪悪感のもとで生きて行くことになる。
ところどころむちゃくちわゃだなあと思うところはあるが名作であることは事実。
トム・ハンクスは制服が似合う。
最後の方の「人は皆グリーンマイルを歩いている」という独白のセリフはぐっときた。