このレビューはネタバレを含みます
2023.07.12
後半から号泣しながら見た。
初めはただただパーシーがどうしようもなくうざくて醜くてこの人に視点当てられすぎてて見るの辞めようかなと思った。ジルの死刑に関してはもう言葉も出ない。大体ああいうどうしようもないやつこそコネがある。
他人を癒したり苦しみや感情を感じ取ることしかできない力であるから実質ジョン本人は得をしない。けど損得を考えずこの力を他人に使えるだろうと神様に認められ選ばれたのがジョンなのだろう。普段神様を崇めているわけではないが、やっぱり神は人の本質を見透かしているのだろうと感じた。
終盤、看守たちがどうにかジョンの死刑を止めようとしていたところとただ運命を受け入れようとしていたジョンの掛け合いに泣いた。死刑場に着いた時、立会人たちはジョンが2人の子どもを殺したと信じているから「早く殺せ」など暴言を浴びせたがその言葉も画面の前で違うと否定したくなった。ポールに真実を見せたようにまたジョンの力で全員に真実を見せたらいいのにと思っていたが、決して弁明せず運命に従うジョンにまた泣けた。
現実にこんな力を持った人がいれば冤罪で逮捕される人や死刑判決を受ける人がいなくなるかもしれないのにな。