このレビューはネタバレを含みます
小学生の頃、テレビで見て電気椅子のあまりの怖さにスポンジを濡らさなかったことしか覚えてなかったけど何十年かぶりに見ました。
コーフィは心の綺麗な不思議な力を持つ大男。
免罪で捕まり、そのことに気づいた看守たちは脱獄を勧める。
なのにコーフィは
「世界中で、今も愛を騙って人が殺されている」
「毎日のように、世界中の苦しみを感じたり聞いたりすることに疲れたよ」
「生まれてきたことを謝ります」
そう言って死ぬことを選び、電気椅子に送られ、ポールの手で処刑される。
なんて残酷で悲しいんだろう。
涙が止まりませんでした。
コーフィは看守のポールに力を分けるけどあれの本心はなんなんだろう。
その力で自分は苦しんでいたのにそれを人に託す。
犯人を知ってほしかっただけなのか、この世の残酷さを知ってほしかっただけなのか、罰を与えたのか。
はたまたそこまで考えてなかったのか。
コーフィが優しい人間だっただけに答えが出ない。
