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戦火の馬のchaooonのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
3.9
NTL版鑑賞前に予習で鑑賞。

第一次世界大戦に駆り出された一頭の馬が、たくさんの出会いや別れの中で、奇跡のように生き抜く感動のストーリーをスピルバーグが描く✨

馬を想う少年が主役かと思いきや、これはまごうことなき馬のジョーイが主役の映画🐴✨
馬の表情や動きから、感情が溢れ出てきて、今にも喋り出しそう!

少年と馬の心温まる出会いから、戦争の火蓋が切られ、その渦に巻き込まれていく人々と馬。

ジョーイが戦場で目にする痛ましい光景の数々。
戦場のシーンは生々しくて、見ていて辛い。
普段なら、戦場の描写には人に目がいってしまうけど、倒れる馬たちに感情移入してしまう🥺

敵兵の中にも、虐げられる市民の中にも、優しい人がいて、そんな彼らに守られるように、ジョーイは1日1日を生きていく。
イギリス人も、ドイツ人も、フランス人も関係なく、馬への想いやりが奇跡のように紡がれる。
ただ心を通わせるのも束の間で、悲しい運命を辿る人々の姿もジョーイは何度も近くで体験する。

敵も味方も関係ない。
そんなところからも、戦争の意味や虚しさを考えずにはいられない。

その中の1人に、トムヒとベネ様の姿も🤤💕
この2人は去年のNTLアンコール祭りで好き度が急上昇しているから、2人揃って出てくると胸熱🔥
ロキとストレンジ先生でもあるし!

特にトムヒの尊さよ🥺
なんというスウィートでジェントル✨✨
軍人のキリッとした面持ちの中に光る、優しい瞳🥺
ベネ様は今回はちょっと鼻につく野郎だったww
でも相変わらずいい声で高貴な感じだわ🤤

馬の目に映る少女の姿。
雪が舞い散る中で奇跡的な巡り合わせ。
鮮やかに深く、全てを包み込むような夕焼けに染まった故郷の大地。
美しく心に刻まれる映像の数々もよかった✨✨
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