HAYATO

戦火の馬のHAYATOのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
4.0
2024年124本目
巨匠・スティーブン・スピルバーグ監督作
舞台は第1次大戦下のイギリス。農家の少年・アルバートは、農耕馬・ジョーイと固い絆で結ばれていた。しかし、ジョーイは軍馬として騎馬隊に売られてしまい、フランスの戦地に送られることに。アルバートは愛馬を救うため、徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊を決意する。
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のジェレミー・アーヴァイン、『アベンジャーズ』のトム・ヒドルストン、『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチ、『博士と彼女のセオリー』のエミリー・ワトソン、『トレインスポッティング』のピーター・マラン、『夜の来訪者』のデヴィッド・シューリスらが出演。お馬さん方の演技が1番すごかった。
原作は、マイケル・モーパーゴの小説『戦火の馬』、およびニック・スタフォードによるその戯曲『ウォー・ホース 〜戦火の馬〜』。
スピルバーグは、『シンドラーのリスト』などそれまで第二次世界大戦を題材にした映画をいくつも手掛けていたが、第一次世界大戦を扱ったのは初めて。
本作の主人公はジョーイ。キービジュアルを見たかぎりではアルバートとジョーイが戦争で離れ離れになってしまうストーリーだなんて予想できなかった。彼らの友情の行方が重要な要素として描かれるものの、物語はジョーイの行く先々での様子と人間模様を映す形で展開されていく。ジョーイには実にたくさんの人物が絡んでくる。
戦場の描写はリアルかつ迫力満点で、『プライベート・ライアン』を作り上げたスピルバーグの演出は相変わらず素晴らしかった。
予定調和なラストだけども、しっかり感動した!
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