なんて素敵な作品なんだろ。
※若干クセありだけど
この頃の邦画って輝きがあるなぁ。
40歳の主人公は夏のある日、12歳の時に死別した両親と懐かしの浅草の街で再会する。忘れかけていた家族の暖かさがじわりと蘇り、癒されていく…。
秋吉久美子に名取裕子という妖艶演技派美女の演技対決、さらに片岡鶴ちゃんの江戸っ子父ちゃんぷりが最高。
トータルでとても良い。ホラーとファンタジーと当時の邦画の気合いと気品みたいなものが全て収まり良く完結してる。数年に一度、夏に観たいな。両親を亡くした後、これを見たら1人号泣してしまうかもしれない。
「おい、ビール!」って父ちゃんが叫ぶ日本の昭和の夕飯時。うん、大林監督的だね。