早紀

痛みの早紀のレビュー・感想・評価

痛み(2011年製作の映画)
5.0
もう中盤から涙が止まらず、号泣でした。

事故の後遺症で痛みを感じなくなった男ナムスンとわずかな出血が致命傷となる血友病患者の女ドンヒョンの物語。

痛みを感じない体を利用して、殴られ屋として借金の取り立てをしながら毎日を過ごしていたナムスンは気が強く、自分の脅しに屈しないドンヒョンと出会ったことにより、様々な感情を知っていきます。

不器用ながらもナムスンの彼女に見せるふとした優しさや愛情に堪らない愛しさを感じました。例えば電車に乗り込む時さり気なくジョンヒョンの前に向かい合うように立って、人にぶつからないようにしてくれたりとか。胸キュンですね(´∀`*) ドラマの主人公のセリフを真似した所も可愛かった。

久しぶりにクォンサンウを見てその演技力に驚きました。昔親の影響で天国の階段や悲しき恋歌見ていたので懐かしい。今思えば初めて好きになった韓国人俳優です。

見ている時からもう分かっていましたが、ラストは切なく、辛い。でも彼の表情が幸せそうで良かったのかな。相変わらず韓国映画は見ればみるほどその奥深さにやられます。

☆8
早紀

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