やん

ある朝スウプはのやんのレビュー・感想・評価

ある朝スウプは(2003年製作の映画)
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キリキリする

わたしは
男の居ないアパートで1人ご飯を食べて
食器を片すのもダルかったから
ちょっと皿にごはんが残ってたけど
そのままこの映画みた。
見終わって、皿に残ったガビガビのご飯ごと水に流して

また布団に入ってこれをかく。

それが、その自分の生活が
映画から滲み出た汁みたいで
あ、そっかわたし映画見たんだってなる

湯気の出てるご飯と味噌汁
漬物、卵
前半のシーンを繰り返しているのだから当たり前なのに、あれ、わたしこの映画のこのシーンを体験したことあったな、って思う。たぶん本当に体験したことあったんだろう。あの時間。あの感覚。

カルマを浄化してください
わたしの家族を作ってください  
空き地を探す仕事をしてください

いま電車が通りました。 

いまあなたはわたしを見つめてる
いまあなたの前には私しかいない
ってことだけのシーンを撮れたらいいな
やん

やん