このレビューはネタバレを含みます
「チェンソーマン」の元ネタのひとつらしい。
色んな映画から影響を受けてる「チェンソーマン」だけどこの作品からの影響が一番大きいんじゃなかろうか。
設定やキャラクターなんかは勿論サタンに中指立てるシーンやガブリエルを殺さずぶん殴るシーンなんかはまんま「チェンソーマン」にありそう。
まさに中二病という感じの映画だが終始それに徹し切っておりここまで来るとなんかもう普通にカッコイイ。
シンメトリーの構図が多く出てくる建物やなんかもワクワクさせてくれる。
サタンの登場シーン何あれカッコよすぎ。
反面ストーリーはあまり面白くなく、というかかなり薄味でキャラクターや設定やビジュアルでゴリ押ししていくタイプの作品。
キアヌがこういうキャラですよ〜という説明や世界観に関する説明にかなり時間を費やしていた印象でこの辺もっとパッと済ませて話進めれば良かったのに。
助手であるチャズや今作の裏ボスとも言えるガブリエルが中盤ほぼ出番が無かったので後半の展開がイマイチ気持ち的に盛り上がらなかったのが惜しい。