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コンスタンティンののののネタバレレビュー・内容・結末

コンスタンティン(2005年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何回目か覚えてないけど、それくらい好きな映画。

キアヌ・リーヴスが出てる映画が観たいなと思ったらこれを観てます。やっぱりヒゲ無い方がいいかな。
最初に観た彼が出ている映画がこれなので、もはや刷り込みかもしれませんがいつ観ても面白い。

世界観もストーリーも何もかもが好き。

冒頭の悪魔祓い、中盤のバルサザール滅多殴りからの聖書からのドラゴンブレス、後半のハーフ・ブリード一掃、どれも爽快感がある。これくらい派手に悪魔を祓ってくれると気持ちいいですね。悪魔が取り憑く系の映画は苦労して祓ったと思っても結局は……という展開が結構あるので。それはそういう映画なのでもちろん良いのですが。

ティルダ・スウィントンのガブリエルはもはや本物の天使。中性的な美をこれほど感じる人もいない。前半の人に紛れているシーンも、後半のコンスタンティンに暴かれたハーフ・ブリードスタイルも本当に美しい。

2では人間としてどんな風に過ごしているか是非観たいです。

ヘネシーとビーマンがそれぞれの能力を活かしててかなり有能なのに、死んでしまうのが悲しい。バルサザール許すまじ。

パパ・ミッドナイトは本当にカッコいい。冷酷に中立を保とうとしているけど、友人に情があるの良いですね。そこをコンスタンティンに突かれた時の人間らしい反応が好き。
あとコンスタンティンに祈りを拒否されても最後までやる良い人。本当は情が深い。思いっきりチャズにフラグ立ててたけど、結果オーライ? でもやっぱり彼には生きててほしかった。コンスタンティン仲間失い過ぎでは。

コンスタンティンもアンジェラもガブリエルもそれぞれ良いキャラクターだけど、何より存在感があるのはやはりルシファーですね。
地獄の親玉が窮地の主人公の救い主っていうのがいい。
降臨時のタール?がポタポタと降ってくる禍々しさと真っ白いスーツで静かに降り立つ神聖さが最高。裸足なのも良い。

地獄では時が止まるけど、ルシファーの出現で彼が許したもの以外の何もかもの時が止まるのが、元最高位の天使にして現地獄の支配者の力を見せつけられる。コンスタンティンはあくまで強気に会話するのもいいですね。ルシファー本気で気に入ってるんだろうなーと。

天国へ行ったら手が出せないから、死因を直接取り除いて生かす展開が最高。

あとコンスタンティンとアンジェラのお互い気に食わない出会いからの解決を目指す過程で芽生えていく何か、というのが王道だけどわかりやすくて良い。ちょこちょこキスする雰囲気を出すシーンはもはや笑ってしまう。

ずっとアンジェラ→コンスタンティンだったのに、最後だけアンジェラに名残惜しさを垣間見せるコンスタンティン。身から出た錆。でもそれぐらいの距離感貫いてくれているから何回も観られるのかも。それを求めている訳じゃないので。

とりあえず病気で早死には回避したので、ガム噛んで禁煙成功してほしいですね。
正直煙草を吸うシーンは全て好きなので、2でしれっと吸ってくれても構いませんが。

とにかくコンスタンティン2、本当に楽しみにしてます!
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