じょせ

わたしは目撃者のじょせのレビュー・感想・評価

わたしは目撃者(1970年製作の映画)
3.5
アルジェントの監督第二作。
目の見えない老いた男がメインキャラクターとして登場し、重要な手がかりに「気づいているが気づけていない、目撃しているが見えていない」ことで真相の開示が遅延されるという構図が提示されるのかと思いきや、そこは不完全燃焼のままで新聞記者が動き回る。

犯罪傾向のある遺伝的形質という危うすぎるアイデアについてはギリギリのところで処理されているけど、いくら半世紀前の作品とはいえきわどいなと思う。そのあたりの手つきの危うさは後々も問題になるわけだけど。

一作目の鮮烈さに比べるとちょっと物足りない。
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