agentkose

MEMORIESのagentkoseのレビュー・感想・評価

MEMORIES(1995年製作の映画)
3.2
「彼女の思い出」
まさに″Memories″な情報量の多い話だった。思い出に浸るのもいいけどちゃんと現実を見なきゃね。ホラーな演出も良かった。

「最臭兵器」
人類が滅ぼしかねない兵器が都心に近づいてくるという普通に恐ろしい話をミスマッチな音楽でコメディっぽく描いているのは中々新鮮で面白かった。ただ主人公が終始アホすぎてイライラする。だからあまり好きになれなかったな。でもそもそも所長があんなヤバい薬を机の上に置いてたのが悪いし、それを何の確認もせずに口に入れた主人公も悪い。これって現実でも言えることかもね。気をつけよっと。

「大砲の街」
大砲で埋め尽くされ煙が立ち込めるスチームパンクな世界観はとても良かった。ただ誰が誰となんのために戦争(?)をしているのか全く分からないためその多くが見ている我々の想像力に委ねられているような気がする。そういう作品嫌いじゃないけどこれは明らかに説明不足すぎるのでもうちょっと何とかして欲しかった。

以上3つの作品から構成される本作はあまりにも一貫性が無さすぎてもういっそのこと別々の短編アニメとして出すのじゃダメだったのかな?と思ってしまった。

なのであまりオススメはしません。

ですが見て楽しめる人はいると思います。