このレビューはネタバレを含みます
再鑑賞。
映画好きの少年が映画の中の世界に迷い込んでしまう話。
そこで待っていたのは大好きなアクションヒーロー、ジャックスレイター。
その世界で起こるフィクションならではのご都合主義をコメディタッチで描く。
シュワちゃんはこの手の映画が得意だよね。
"タールなのによく落ちるね"は名シーン。
またその世界でターミネーターを演じているのがスタローンという設定も面白い。笑
ジャックが自分は作られた存在だと気づいた時の儚さといったらない。
自分の経歴も、家族も、思考も経験も。
『こうしたら面白い』という作り手の理由で与えられ、左右されてきた。
現実世界に来た後といえば、少年ダニーからは現実世界では無理だ、気をつけて、やめてと煽られる始末。
『映画の中では信じてこっちに来たら信じてくれないのか!』
というジャックの叫びは本当につらい。
その儚さを儚いままで終わらせず、ちゃんと希望と面白さを合わせて一つの作品に昇華してるのは流石だ。
シュワちゃんが本人役として出ている点も大変魅力的。
また劇中プレミア試写会ではヴァンダムがカメオ出演している点も見逃さずにいたい。
子供から大人まで楽しめる今作。
シュワちゃんは親子で楽しめる作品が多い印象。