素晴らしかった。モダンで、ユーモアがあり、真剣に社会を見据えている。監督の真剣さと瑞々しい感性が存分に発揮されてる。
ところどころ実験的で、これはやはりジョージア映画だなあと思った。
主人公ソフィコの仕事をいきいきとする姿はかっこいい。またソフィコと引き取った叔母たちの関係もよかった。お母さんがいないのは、母親が逮捕された監督の経験をもとにしてるらしい。
老人ホームに入りたいという老婆や結婚しないという女性や孤独なカメラマンなど、いまの日本にも通じるところがある気がする。
そして、現代都市トビリシを舞台にすると同時にロバ、ヤギ、歌、ダンス、ちょっと変わったアパートというジョージアのおなじみの風物も見れます。子どももかわいい。
ジョージア映画祭がこれからも続くなら毎年上映してほしい。