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L.A.コンフィデンシャルのtubure400のレビュー・感想・評価

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃ面白かった。一晩経って冷静になって考えると、えらい男くさい映画やな…という気がしなくもないけど、やっぱり面白い。プロットが複雑で面白い、というのもあるけど、やる気がなさそうに見える、実は足で稼ぐ感じの敏腕デカ、情にアツい、猪突猛進な感じのワイルドなイケメンデカ、ひたすら知的なメガネデカ、と、腐女子の妄想のようなデカが続々と出てくる良さがある。最終的にワイルドと知的メガネが共闘する辺り、腐女子が黙っておらんぜ、という気がした。女性の描かれ方がなんか、ボヤーッとしてるのも様式美という感じがする。

ただ、単にそういう映画、になってないのはケヴィン・スペイシーの複雑な演技の為せる技というか、とはいえ、たまたま『プラダを着た悪魔』で最近見たばかりのニヤケ顔のイケメン俳優をすごく興味深そうにケヴィンが見つめる姿は、最近のケヴィンを思うと若干気色悪くて、複雑な気持ちになった。
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