役所広司はかっこいいし、姪っ子は可愛いし、音楽も良かったけど、不思議とintoできなかった。
宇宙船はばかうけというか鰹節っぽいし、主演女優の顔立ちが嫌にシリアスで、なんとなく敬遠してたけどすごく良かった。
最終的には(よくわかんないけど)一つ一つの「瞬間」、大事に生きていかなあかんねぇ!と>>続きを読む
モードばあさんはお婆さんに思えないくらい美人だとは思ったものの、なんか、こういう感じの、断片的に自己啓発的な、いい感じのフレーズを繰り出す、破天荒こそ我が道みたいな人、おるよなー、というか、陽キャの老>>続きを読む
うつ状態になる度に何度も見て、その度になんとなく生きる気力のようなものを得ることの出来る映画だ。ビル・マーレイも素晴らしいんだけれども、「人間的なまともさ」の象徴のようなアンディ・マクダウェルの存在感>>続きを読む
考えてみると自分が小学生の頃に大流行していて、フェイ・ウォンの髪型がモンチッチみたい、とか言ってニュースでやってるのを見た記憶がかすかにある。
金城武パートは、なんか、魚喃キリコの漫画のようだ…と思>>続きを読む
チャーリー・カウフマン関連の映画では、記憶や、「自分/他人にとって世界がどんな風に見えるか」ということが何度も繰り返しテーマになっているように思う。『エターナル・サンシャイン』では、そのテーマが、「恋>>続きを読む
ラスト・シーン、ニコラス・ケイジの、これしかないという、気色悪いんだか、何がなんだか分からない笑顔。チャーリーが途中、これは陳腐だ、とか、そんな風にはしたくない、みたいに語っていた展開をすべて踏んでい>>続きを読む
体調も悪いので、昔好きだった映画を一つ一つ見返している。
冒頭、ウディ・アレンが「(俺の彼女は)17歳だ」というシーンで、ここ最近の事を思うと、初めて見た時、よくそんなに気にならなかったな、という気>>続きを読む
「道徳的な話など何が面白い?」とピーター・セラーズが言うシーンで、その後、自殺を思いとどまって旗に包まりながらピョンピョンジャンプして去っていく所で、そういえばウディ・アレンのこういうところが好きだっ>>続きを読む
久しぶりに観たけれどやはり素晴らしかった。今回思ったのは、Wes Andersonの初期作と同様、所々陳腐で、それがゆえに素晴らしいということだった。
みんながAimee Mannの「Wise Up>>続きを読む
instagramのリール(?)にたまにディカプリオがペンを売るシーンが出てきて、面白そう…と思っていたしスコセッシなので観てみた。
主人公がディカプリオだし、ヒロインはマーゴット・ロビーだから観て>>続きを読む
デニーロいいよな…という気持ちで観た。ゴッドファーザーⅡではあんなにイケメンだったデニーロが、ちゃんと気色悪いチンピラ風になっているのが、まずすげぇなと思った。
悪夢のような映画(『アフターアワーズ>>続きを読む
PartⅠよりいいかも…説があるし、一、二回観たきりで内容も忘れていたので観てみた。
大好きなクレメンザが回想シーンしか登場しないのが寂しいのと、ほぼほぼ舞台がニューヨークで統一感のあったⅠに比べて>>続きを読む
多分三回目くらいで見た。
初めて見た時は、こいつら悪いやつのはずなのになんか可愛げがあるな、とか、主人公(マイケル)のモチベーションがよく分からんな、とかぼんやり思っていたけれど、回数を重ねるごとに>>続きを読む
最近、子育てにおいて、子供に、自分が幼少期に感じていたような、マジカルな感覚というものを、きちんと味あわせてあげられているのだろうか、という疑念を抱くことがある。『フェイブルマンズ』の冒頭、幼少期の主>>続きを読む
小さい頃に家族が観ていて、途中まで一緒に観ていたけれど、怖くなってやめた思い出がある。それに加えて、最近観た『羊たちの沈黙』とか『L.A.コンフィデンシャル』が思い出されて、なんともいえない既視感があ>>続きを読む
『ラシュモア』とか『ロイヤル・テネンバウムズ』が人生ベストムービーで、『ファンタスティックMr.fox』を映画館で見たのが人生ベスト思い出の一つである自分にとって、『ムーンライズ・キングダム』以降のウ>>続きを読む
公開当時に家族で観た思い出があるけれど、ブリタニー・マーフィーとの唐突なサービスシーンが気まずかった。久しぶりに見ても、やはり、唐突だと思った。当時はバスでリリックを書くエミネムが超ストイックでクール>>続きを読む
何回目かで見たけど、船で漕ぎ出して以降の展開のなんともいえない異常性がいつも気になる。
「トトロ」が、『古き良き日本の田舎』をすごく魅力的に描いているとしたら、「魔女の宅急便」は、ヴェネチア感がある。パヤオ的な意味での、少女の成長を描いている…的な不気味さがなくはないけれども、久しぶりに>>続きを読む
かまいたちの漫才でネタにされるほど、「トトロ」は見たことのない人などいないレベルの名作で、ここ30年はおそらく見てなかったけれども、子供が見たがるのでなんの気なしに見ていると、これは、まさに、マジカル>>続きを読む
初めてWes Andersonの映画を見た時にそのQuirkyな感じが鼻について、全然良さが分からなかったけれど、『ジョジョラビット』もおおむねそんな感じで、最初の30分くらい観て挫折していたけれど、>>続きを読む
『君たちはどう生きるか』を見て、巨匠が晩年につくるような、商業性とか、わかりやすさに背を向けた、情念の塊のような作風で、これはこれですごいな、と思ったけど、『千と千尋』を見返すと、本当に、清新というか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
作家が、いかにも晩年に作りそうな作品だと思った。きれいなストーリーラインとか、わかりやすいメッセージ性などを排して、何かしら、情念のほとばしりのようなものがあって、深く心に残る作品だと思った。あまり「>>続きを読む
アメリカの青春映画からしか摂取出来ない栄養があると思う。中学生の時に悲惨な生活を送りながらも『アメリカン・パイ』とかを見ていた影響があるのかもしれない。リチャード・リンクレイターとか、『ブックスマート>>続きを読む
何回目かで見た。何回見ても本当にすごい。
見るたびにいろんな事を思うけれど、今回は風呂に入りながらトゥルーマン・ショーを見て、過剰に反応しているおっさんに深く感じ入るものがあった。他人の人生、そのリ>>続きを読む
古い小説を読んでいるような映画だった(1930年代の小説の映画化だということだが)。翻訳の問題なのか、背景知識の問題なのか、会話が、今ひとつ分からないというか、なんなら微妙にすれ違っているように思えて>>続きを読む
ジョディ・フォスターが格好いいし、レクター博士がすごい賢そうで面白かった。ジョディ・フォスターといえば、『タクシードライバー』にも出てたよな、くらいの思い出しかなかったんだけれども、改めて見ると、美人>>続きを読む
バスター・キートンのほうが、チャップリンより良い、彼の映画は奇跡だ…みたいな物言いがよくあるので、見てみたら、たしかに面白かった。チャップリンより、なんかこう、謎めいたイケメン感があるのもいいかもしれ>>続きを読む
思った以上に面白くて、色々思う所もあったんだけれども、何より、ラストシーンが本当に良くて、なんだこりゃ、みたいな、笑いが止まらなくなる感じがあった。
(去年はほとんど映画という映画を見れなかったので)今年は、Roger EbertのGreat Moviesを一本一本見ようと思って頑張っている。
オープニング・ショットが、1960年の映画とは思えな>>続きを読む
大学生くらいの時に実家で見て、ラストシーンに出てくる板?の意味は全然分からないし、なんだかよく分からん話だな、名作映画とか、観るもんじゃないな…と思ったものだった。
10年ぶりくらいに見ると一回目よ>>続きを読む
めちゃくちゃ面白い。少しサフディ兄弟の『グッド・タイム』を思い出した。