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ほら男爵の冒険のkidorikkoのネタバレレビュー・内容・結末

ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

カレル・ゼマン作品を観るのは2作目。
言わずもがなだが、実写とアニメの融合が見事。細かく描き込まれた背景とか、魚とかペガサスとかの生き物とか。ストップモーションもたまらない。

絶妙なユーモアを交えてどんどん進むほら男爵の冒険は、純粋にものすごく楽しかった!

印象に残ったのは、かえる鳥飛行機ロケットからの月(上に昇っていくカットの連続)、月から地球へペガサスが船を運ぶ、ブドウとシンクロダンス、3本腕でチェス、赤の使い方、引き戸コント、ヴェネチアのバラは月に恋する、パイプを吸う船首の女神、タバコの煙で船を隠す、砲弾に乗ってどこまでも、窓の人跡、勲章の階段、ワインと剣を持つ手が連なる、ワインはセットで注ぐ(かたっぽこぼれる)、蜘蛛の巣が奏でる音楽、檻の中の姫、井戸のロケット、甲冑が宇宙服の恋人たち。

カレル・ゼマン作品もっと観ていきたいな。モンティ・パイソンとか、めちゃくちゃ影響受けてるだろうし、そういう派生していった作品も、もっと観たい。
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