蔵原 惟繕監督は、「栄光への5000キロ」でも、ラリーを題材に映画化している。多分、好きなんだろうな。でも絵的にどうかというと面白さが伝わらない。やっている人間が一番面白いのかもしれない。この作品にも俳優でラリーに参加する人間が出てきて、そういうんもんかと思う。桜田淳子が大人な女優という体ででてくる。ところどころいろっぽい役。高倉健の後半の映画は、「八甲田山」と山田洋次作品をピークに、その後は、なんか大味というか高倉健がいればいいみたいな映画多くて、かなりのファンじゃないとこの超大作辛いかも。センチュリープロで東宝配給と言う所が時代を感じる。