風来坊

シャーロック・ホームズの風来坊のレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
4.0
再鑑賞。

頭脳明晰で皮肉屋なのは変わりませんが、腕っぷしが強く血気盛んというホームズ。
ガイ・リッチー監督の手により良くも悪くもこれまでのホームズ像を覆した作品だと思います。助手のワトソンもこれまでのイメージとは一線を画した印象。

しかし、ストーリーは昔ながらの古典的な要素を引き継いでいてホームズらしい。
そこにアクション要素を強めに入れて、スタイリッシュにしていますね。
仲が良いのか悪いのかホームズとワトソンの掛け合いが漫才みたいで面白い。
しかし中盤はまだるっこしい感じで少し中弛みを感じてしまいました。

トリック的にもやっぱりねという感じでちょっと物足りない感じも…。
ホームズといえば宿敵モリアーティ教授ですが、本作ではチラ見で対決は次作に持ち越しです。
古典的な今までのホームズ像が好きだという人にはウケが悪いかもですが、アクティブなホームズの活躍とエンターテイメント性に溢れる作品で面白い作品と思います。
風来坊

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