七沖

ミッション:インポッシブル2の七沖のレビュー・感想・評価

3.7
〝不可能を可能にする!〟
タイトル通りのド直球なキャッチコピーが印象的なジョン・ウー監督作品。体を張ったトム・クルーズのアクションシーンとタンディ・ニュートンの美しさが記憶に残る。

ウイルス・キメラとその特効薬ベレロフォンが元IMF所属のアンブローズに強奪され、IMFの司令によりイーサン・ハントはアンブローズの元恋人のナイアを仲間に引き入れ、キメラとベレロフォンの奪還を目指す…というストーリー。

初めて映画館で観たM:i作品がこれだった。
メタルバンドのリンプビズキットによるスパイ大作戦のテーマが最高にかっこいい!

正直言ってストーリーにはあまり魅力を感じなかった。スパイが白昼堂々街中でカーチェイスしてはダメだろう。あと、敵のアンブローズが魅力に欠ける。元同僚らしくイーサンの行動予測をするシーンは良かったが、それならもっとイーサンを追い込んで欲しかった。
スパイ映画としての魅力は弱いのだが…アクション映画としてみた場合は普通以上に面白い!特に終盤の戦いはロック調のスパイ大作戦のテーマ効果もあってテンション上がりっぱなし。イーサンとアンブローズのバイクに乗った一騎打ちは本作最大の見どころだと思う。
メイキングを観ると、ラストの肉弾戦で眼球至近距離にナイフを突きつけられるシーンは本当にトム・クルーズがやったそうだ。役者魂に恐れ入る。

「行き先を言ったら休暇にならない」
イーサン・ハントの多忙ぶりと組織からの頼られ具合が良く分かる名台詞だと思う。
七沖

七沖