キングボブ

ルディ/涙のウイニング・ランのキングボブのレビュー・感想・評価

4.8
背も低く才能にも恵まれない主人公が、ほんの少しの夢を叶えるために努力し、周りの本当に素晴らしい人物を巻き込んでいくサクセスストーリー。
見栄もプライドも捨て、とにかく夢に向かって突き進むルディの姿に感動した。話は非常に単純で、先のストーリーも簡単にわかってしまうのだが、これだけ心震える良作に仕上がっているのは、脚本の良さとキャストだろう。

唯一コメディ要素を持っていたジョン・ファブローに今作で1番カッコよかったフォーチュンことチャールズ・S・ダットンが本当に素晴らしい。

ショーン・アスティンはグーニーズのマイキーとロード・オブ・ザ・リングのサムのちょうど間ぐらいで、どっちの要素も持っていたが、本当に味のある演技をする。どの作品を観てもとにかく地味で華のない感じがしてしまうのだが、なぜこんなにも惹かれてしまうのだろうか?

欲を言えば、もう少しだけアメフトのルールを知っておくべきであったが、人生に迷った時などにオススメしたい、隠れた名作である。
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