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ディーバのpandaのネタバレレビュー・内容・結末

ディーバ(1981年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

一体この映画はなんというジャンルなのでしょうか。


若き郵便配達の青年が、自分の知らない間に事件に巻き込まれていくサスペンスあり。
地下鉄への階段や電車内にバイクで乗り込むところなどはらはらさせられた。

その青年は、あるオペラ歌手の女性の歌声の虜になっていて、追っかけをしている。ラブストーリー的要素も盛り込まれる。その女性の事をある人が『アフリカの女王だ』というと、青年がオペラの名曲にかけて『夜の女王だ』と答えるところが個人的にニヤリ😏魔笛のその曲は歌わなかったものの、そのオペラ歌手が本格的に何度も歌ってくれるわけでして、聴かせてくれます。

麻薬組織も登場。マフィアものか?と思わせつつ、
女友達や、その同棲相手のあなた何者?と言いたくなる、金持ちでなぜか頼りになる不思議な存在感の男性も登場する。

かなり古い映画なのに、どことなくおしゃれな雰囲気もあり、あの頃だと時代の先駆けを表しているのだろうな、というインテリアなどもみていて面白い。
レコード店も洒落た感じ。大きなジャケットの並ぶレコードをみると、懐かしさも込み上げる。

ただ、まさか、こうはあるまい、と思う場面もちらほら。
少し長いかなとも感じたけれど、なかなか、楽しめた。


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夫セレクト映画3本目
うむ、なかなかいろんなジャンルを借りてきたものだと感心。

明日も仕事なのに夜更かししてしまったではないか。

それにしてもあの🥖フランスパン長ーかった。パリッとナイフで割ってバターをつけて、おいしそうだこと!

この映画の青年が、歌手の歌声を生の演奏会でこっそり録音する場面もある。
カセットテープより少し前の、リールに巻いてあるようなテープでの録音だった。
小学生頃に、いとこのお姉ちゃんが、英語の勉強に自分の発音を吹き込んで学生時に使っていたのをみたことがある。あれだ!
追っかけといえば、かつて、東京にドミンゴやババロッティが、メトロポリタンオペラの公演に来たときに、娘を両親に預けて夫と見に行った思い出。
生のオペラに感激し、さらに、出口で待ちドミンゴ氏のサインを目の前で書いていただいたこと、キャスリーンバトルも、細くて美しかった。
ちょっとしたニュースもきかれるが、私としては、あの歌声は忘れられない。

そういう思い出も蘇り、この映画はなかなか楽しめた!
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