「伝えてください 世間の人たちに 私の理由を」
タイトルそのまんまのお話。
やることなすこと上手くいかず、一向に事態が好転しない主人公。何で自分だけがこんなひどい仕打ちを受けなければならないんだ? 自分は何も悪くない。周りが悪いんだ。社会が悪いんだ。この国の指導者が悪いんだ……。
主人公に対しての同情の余地もあるけれど、彼自身にも問題ありな部分もある。とにかく、自棄になったらおしまいよ。
ショーン・ペンの鬼気迫る演技はさすがの一言。
ところで劇中、リチャード・ニクソンを「約束はするが 実行しない 同じ口約束を繰り返して 何度でも国民を手玉に取る」と批評するのだけど、あれ? これってなんだか日本の総……ゲフンゲフン。
