このレビューはネタバレを含みます
素晴らしいのただ一言!
ラスト20分からのテンションの上がり方が尋常じゃない。
ほぼ全編コメディノリで、途中はだるくなる。楽団達は自分勝手だし、そもそも何やってるか分からないシーンがある。観ていて、イマイチな作品だなー、と思っていたけど、最後の20分にやられました。
寧ろ、その怠さやイマイチ感が全てこの20分の為の布石とすら思ってしまう。
曲が始まっても全く噛み合わず、トランペットに至ってはスカッてまともに音も鳴らない。
しかしソリストに触発され、次第に纏まりっていく。逆にソリストも楽団の勢いに乗って相乗効果を発揮しながらラストに向けて天に昇っていく。
(この辺のソリストと楽団員の表情の変化していく様が絶品。)
そして、フィニッシュ。
主人公であるマエストロが指揮棒を前に突き出すシーンが無茶苦茶カッコいい!
こちらもスタンディングオベーションしたくなります😅😅
爽快!
まさに、30年間頭の中に捕らえられていた哀れなチャイコフスキーが解放される瞬間です。
いやぁ、参りました🙇♀️
ラスト20分だけでも10回くらいリピートしました。苦笑