ジョーズ3のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ジョー・アルヴス監督が手掛けた『ジョーズ』シリーズの第3作である本作は、マーティン・ブロディ保安官の息子マイケル・ブロディがチーフ・エンジニアとして勤務する、フロリダにある海洋水族館「シー・ワールド」を舞台とした超巨大ホオジロザメがもたらす恐怖を描いたパニック作品となっているのだが、まず触れたいのは、今作ではロイ・シャイダーが演じる前作、前々作の主人公マーティン・ブロディは登場しませんし、3Dを意識した映像、演出が度々映し出され、これまでの「ジョーズ」シリーズとは異なる点が見られるので妙な違和感を覚えてしまうのは否めないでしょうね。マーティン・ブロディがいないことでどこか物足りなさを感じてしまいましたし、3Dを意識して製作されたのはわかるが、まるで切り取られた静止画が浮かび上がるだけ。時代と片づけてしまえばそれまでだが、今観てしまうとやはり映像がチープでクオリティの低さは気になってしまいますね。これで内容が面白ければ良かったのだが、とくに心惹かれるようなものはなく、パニック作品でありながら恐怖心を全く煽られないのはいかがなものかと。緊張感や緊迫感など、本当に何も感じないまま結末を迎えてしまった。ただただ残念の一言。良かったのは水上スキーのショーと可愛らしいイルカが見れたことくらいで、本作は片手間程度の視聴が好ましいかもしれませんね。