まうり

動乱のまうりのネタバレレビュー・内容・結末

動乱(1980年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

まつこの知らない世界をみて、みたくなった映画。
この、日本的な、ザ、武士、大和魂、黙って必要以上は、喋らず、いろんな思いを呑み込んで、の世界、いまの若い世代は、理解出来るんやろか。世界的にこの感じは理解してもらえるんだろうか。高倉健の偉大さが染みた。これ、高倉健以外に出来る人はおらんやろ?2.26事件は教科書でさらっと覚えただけの史実やったが、実際は、どういう人達が、どうゆう思いで起こしたことなねか、映画という一方からだが、知れて興味が湧いた。重厚な映画やった。
映画のシーンでは、いよいよ事を起こす前に父親に会い会話するとこが、じょーじょーに泣けた。
かあさんが植えたかしの木があんなに立派になって。
この言葉に含まれたいろんな感情が、この短い父からの言葉で、すべて感じれて泣けた。
あと、面会に行って新しく仕立てた着物のしつけ糸をとるとこ。
押し殺して泣く姿。そっと席をはずす看守。
いい人ほど、出来る人、ほど早く死ぬ。いまの平和な日本は、ほんまに、大きな犠牲の上に出来たんだなと改めて感じました。
まうり

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