千年女優

エクリプス トワイライト・サーガの千年女優のレビュー・感想・評価

3.5
吸血鬼の青年エドワード・カレンとの交際を経て、やがては吸血鬼の仲間入りをすることを決めた女子高生ベラ・スワン。かつての因縁から吸血鬼集団「ニューボーン」を結成したヴィクトリアに命を狙われる彼女が、本来は相容れないはずの吸血鬼のカレン家と幼馴染ジェイコブら狼一族にその身を守られる様を描いた恋愛ファンタジーです。

『ハンガー・ゲーム』らと並んで2000年代のヤングアダルト小説を代表するステファニー・メイヤーの作品を映画化したシリーズの第三弾で、一作毎に交代する監督にはイギリス人監督のデヴィッド・スレイドを採用。一部のキャストの変更がファンからの不評を買いながらも七億ドル超の興行収入を記録してドル箱シリーズの力を見せました。

評論家や映画通から何を言われようとあくまでファンの空想を実現させるためスウィートな恋愛劇を継続していて、弄んだ二人が揃って守ってくれるプリンセス展開は、もはや脳内お花畑やご都合主義すらも超越する贅沢さです。それがあくまでプラトニックを貫く恋愛描写と呼応していて、終盤のまさかの首チョンパバトルも楽しい一作です。
千年女優

千年女優