2011年・第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した白黒＆サイレントのラブストーリー。舞台は1927年のハリウッド。監督は06年の第19回東京国際映画祭グランプリ受賞作「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」のミシェル・アザナビシウス。第84回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞ほか5部門を受賞。フランス映画として初の米アカデミー作品賞受賞作となった。
スター俳優のジョージ・バレンタインは若い端役女優のペピー・ミラーを見初めてスターへと導くが、折しも映画産業は無声からトーキーへの移行期。無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で、ペピーはスターダムを駆け上がっていく。
映画に興味を持ち始めた時に雑誌の表紙だったの今でも覚えてる、やっと観れた。
流行りから取り残された頑固なおじさんが囲いの女の子に逆に囲われる話。ストーリーは捻りも何もないし、思っていた100倍以上淡々と進む。過去の栄光とハリウッドと古き良きといったこの3つのワードが合わさってウケないはずがない。みんな過去が大好きだからね。
それでも嫌いになれないのは犬のアギーのおかげ。可愛いは正義、なんでもあり。ちなみに大阪人もビックリな芸仕込みっぷり。あとセリフの字幕があったり無かったり、「観ている側に任せる」シーンはわりと好き。
う〜ん、訛りかぁ、英語圏の人間じゃないのと気が付かないの惜しいな。
