原作は永畑道子の小説『華の乱』と『夢のかけ橋』からの🎬化です。
大正時代・・愛に芸術に社会運動に命を燃やした男女の姿をドラマチックに描いた文芸浪漫作品です。
若き日に家も親兄弟も捨て歌の師である与謝野寛と結ばれた晶子は39歳になり11人の子供たちの母親であった。
そんな中、夫・寛はひどい鬱病を抱えていた・・日々、一家を支える歌人・晶子は執筆に没頭する毎日だったが、ある日、小説家の有島武郎と出会い胸焦がすようになっていく。
与謝野晶子を通して夫・鉄幹(寛)、小説家・有島武郎、女優・松井須磨子、作家・大杉栄と著名人が登場する。
晶子の知人たちが皆亡くなっていく大正末期・・大正12年(1923年)9月1日11時58分突如襲った関東大震災・・
倒壊消失家屋 40万戸
罹災者総数 340万人
死者行方不明 13万人
虐殺された社会主義者及び朝鮮人は3,000余人にのぼった。
待ち受ける暗い世の中・・それでも焼け跡に立ち、家族皆で生き続ける事を誓う鉄幹、晶子だった。