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「華の乱」に投稿された感想・評価

略奪愛の末に、結ばれた旦那様は、とんでもないクズ男だった!

カリスマフェミニスト作家、与謝野晶子。震災、戦災、言論弾圧、更なる道ならぬ恋の渦に翻弄されて酷い目に遭う!

     ※ ※

世にこれと知られた、リベラルにしてフェミニスト、与謝野晶子さんのお話です。
不倫女と世間から罵られても、晶子は文芸の師匠、与謝野鉄幹と結ばれ、11人の子供に恵まれましたが、鉄幹は、うつ病を発症、戦力外状態になり果てます。

文筆業を続けて、必死に与謝野家を守る晶子。
生活に疲れた晶子に、ふと出会った、作家、有島武郎の存在がどんどんどんどん大きくなっていきます。

それに反比例する様に鉄幹は、どんどんどんどんダメ人間に成り果てていきます。

仕方がないなあ。

大胆かつ、ドラマチックな生き方をした晶子でしたが、この映画では、道ならぬ恋に悶々となる淑女として描かれています。

ここらへんは、深作欣二監督らしからぬ演出かもしれません。

大変な時代に頑張ったんだよね、晶子……。

在りし日の、凛とした松田優作がみられる貴重作です。
途中、松坂慶子が主演か?くらい濃いシーンがあったが、松坂びいきの深作ならでわか?

吉永小百合の晶子はすばらしいな。可愛らしさから妖艶さまで、言わずもがなの名演技である。

さらに、松田優作の演技も落ち着いていながら、時に爆発させたり、静と動の差異をくっきりした演技に驚いた。

ラストはあっけないが、佳作である。
自宅で観ましたぁ〜。

与謝野晶子をヒロインとして、
一般大衆受けする作品を、つくるとするならば、こんなキャストになるんだなぁ〜。

今、こんな作品作るなら、
与謝野晶子は、寺島しのぶ かなぁ。
なんて、

お話は、
中盤から、松田優作がいい感じに。
2人の白い衣装がなかなかいい。

あの時代ってやつなのかもしれない。

文豪はみな繊細で、
曖昧なままってのは、許せないのかもなぁ、

与謝野晶子の詩は沢山出てきましたぁ〜。


やっぱり映画は面白い🤣
larabee

larabeeの感想・評価

3.3
【ここでも成田三樹夫はカッコいい】

歌人与謝野晶子をメインに、夫の寛、作家の有島武郎、女優の松井須磨子など、大正時代を中心に活躍した人たちを描いた深作欣二監督作品。

与謝野晶子、歴史で学んだくらいだが、不倫の末に寛と結ばれ女性の(性も含めた)解放を大胆に唄に詠むなど当時としてはかなり進んだ女性だったんだなと言う印象。写真で見る晶子の実物はそこらの田舎の地味なおばちゃんって感じなのだが(失礼)。

この晶子を吉永小百合が演じるのだが、綺麗すぎて、そしてやっぱり清潔過ぎてちょっとハマってなかったのかな、と。吉永小百合さんは堂々と品のある役をやっていてくれたら充分だと思う。

それに引き換え有島武郎を演じる松田優作。サブに回っても抑えた役にまわっても見事。経験を積むごとに初期のアクションスターのイメージを完全に払拭していて、『それから』の長井代助然り本作然り明治大正の知識人もハマっている。

深作欣二を尊敬して二つ返事で出演したらしいが、この時の松田優作なら自分の意見を通す事もできただろうに、そんな状態でも巨匠から真摯に学ぶ姿勢も持ち合わせている。『嵐が丘』では吉田喜重監督と組んだり、映画に対する飽くなき探究心には頭が下がる。

助演の優作が主演の吉永小百合を完全に食っているのは、これ、まさに『ブラック・レイン』でマイケル・ダグラスを食ってる構図と全く一緒。

こういう優作もちゃんと評価されるべきですよねー。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

2.7
深作欣二をもってしても自分なりの美人路線を貫く与謝野晶子役の吉永小百合の凛とした姿は凄いけれど、やはり他の役者と比べて少し違和感が。まあ彼女以上に違和感がある松井須磨子の松坂慶子がいるので問題はないのだけど。

ただ深作欣二監督の文芸映画すべてに言えることだけど、登場する人間がみな大声で喋ったり動きまくったり躍動感がありすぎて&監督のアクションのそれと変わらない動き優先の演出により文学臭が一切無いので出てくる作家がみんなアクション映画の登場人物にしか見えないので題材が台無しになっている印象に。深作欣二監督自身は文芸に造詣が深い(日大の文芸学科出身)のはずなのに、なんでこうなってしまうのかしら。その中で松田優作の有島武郎は頑張っているけれど、それが逆に他の人と浮いているのがね…。

有島武郎がバイクに乗って現れる場面は好きだけれど、これもアクション演出が秀でているのでますます文芸の印象が遠退く。

あと無理矢理なエロ要素としての松田優作と吉永小百合の空想の絡みは不要だな。
デニロ

デニロの感想・評価

3.0
一体、何を、誰を描きたかったのだろうか、と思ってしまう。与謝野晶子(吉永小百合)、与謝野寛(緒形拳)、有島武郎(松田優作)、大杉栄(風間杜夫)、伊藤野枝(石田えり)、松井須磨子(松坂慶子)、島村抱月(蟹江敬三)等々、錚々たるメンツが登場するのだが焦点定まらず気が散ります。

与謝野晶子が主演のようだが、彼女のことは写真で見知っているので、吉永小百合じゃないでしょ、と思う。吉永小百合、という名前そのものがもはや吉永小百合でイメージ作られてしまっている。厳つさを出そうと熱演はしていたけれど面立ちが整いすぎていて面白みがない。

大杉栄は随所に登場したが、伊藤野枝さんは何のために出しているのやら。内藤剛志が和田久太郎を演じていたが、古田大二郎を演じたのは誰なのかよくわからなかった。
唯一気が入っていた演出は、松坂慶子のひとり芝居。ここだけ異質な感じで熱が入っている。男と女の阿吽の呼吸とでもいうのだろうか。

散漫で観ていて飽きてくるのだが、最後の方で、大正時代が終わる云々のモノローグがあったので、もしやその時代を描きたかったのかとも思うが引っかかるものは何もない。その流れでいえば『菊とギロチン』は、題名からも根性が座っている。

1988年製作公開。原作永畑道子 。脚色深作欣二 、筒井ともみ 、神波史男 。監督深作欣二。

国立映画アーカイブ 映画監督 深作欣二 にて
2021#361
与謝野晶子を吉永小百合。
本当に12人も子供がいたんだ。
有島武郎は松田優作。波多野秋子は池上季実子。心中の真相は真実とはちょっと違うのか?
Hinako

Hinakoの感想・評価

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与謝野晶子って女性の社会向上のために尽くしたイメージを持っていたけど、実は略奪婚していたという笑
あとタバコ吸ってたもびっくり。
d3

d3の感想・評価

3.5
SNSがなかった時代でも、“世間様の目”というものはあり、それはいまよりもっと圧が強かったかもしれない。作家の不貞行為などは格好の餌食であり、当人たちも劇場型で燃え上がる。とかくかつての日本人はテンションが高かった。
再生するためには破壊が必要である。
うっすらとヒビが入った状態で不幸せを甘受するくらいなら、いちど欲望のままに関係性を壊してみて、再構築の機に掛けてみれば良いと考えたのが大正人の気質だろうか。
Sammy

Sammyの感想・評価

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吉永小百合も池上季実子も松坂慶子も肌が陶器みたいに綺麗だった。美し麗し
緒形拳みたさで観ましたが目がとてもセクシー。困難訪れると元気になるのちょっと笑えた。
笑った時龍平とそっくりな松田優作、寂しさ伝わる演技とてもよかった。
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