"鑑賞しましたマーク"が300人をきる映画を観るのは初かもしれない。笑
「ミッドナイトインパリ」大好きで、19世紀後半のフランス文化に突如魅せられ、先日「セザンヌと過ごした時間」を鑑賞。
ポスト印象派セザンヌは、作家ゾラと親友だった。今回はその、ゾラを中心にした物語をチョイス。
しかしもう、こんなにも描き方が違うと人の印象はガラッと変わるもんだから、怖い…!
誰を主人公にするのか。
そして、その1人が同じでも、どの部分を切り取るかで全くもって違う印象になる。
ゾラってこんなにも紳士で真っ直ぐで世の中に立ち向かう勇気があった人だったんだ…
内容は「ドレフュス事件」がメイン軸だけれど、「ゾラの生涯」っていうタイトルなのがまた粋だなって。
同じ19世紀末を描くにしても
「ミッドナイトインパリ」、「ディリリ」、「セザンヌと過ごした時間」、、
映画や小説は、監督、脚本家の想いが込められてるものなんだって改めて実感。
きっと、この監督さんは、ドレフュス事件の事実ではなく、ゾラの人間性を伝えたかったんだろうなと、
個人的には思いました。
にしても、冤罪ものとして
昔高校の授業で「それでも僕はやってない」を観たのが忘れられない。
19世紀よりは自由は増えど、冤罪は存在する。
正義 てことをあまり最近考えたことなかったから、はっとしたりもしました。