ゾラの生涯の作品情報・感想・評価・動画配信

「ゾラの生涯」に投稿された感想・評価

ゾラの生涯というよりドレフュス事件。
フランス軍部の汚点だから、あまりフランスの目を引かないようなタイトルにしたのでしょうか。実際の映画の内容はドレフュス事件のみです。

ドレフュス大尉は冤罪でDevil's Islndに収監されました。パピヨンにも出てきた監獄です。反逆罪で終身刑でした。

ゾラの人物像はあんな感じだったんでしょうか。なんか成金と高潔という両極端が見受けられるので、実際のところをイメージするのが難しく、今後はゾラと言えばこの男優さんを思い浮かべることになりそうです。
だいご

だいごの感想・評価

3.7
エミールゾラの生涯、『ルーゴンマッカール叢書』の作品の数々を通して名声を得ていき、教科書にも必ず出てくるドレフュス事件でドレフュスを擁護して、無実を得るまでを描いた映画。
映画として骨太で凄く面白いんだけど、物語の中心事件であるドレフュス事件の背景にある強烈な反ユダヤ主義に触れていない点が不満過ぎる。ある時期のポーランドやトルコ、オランダとか比較的マシな国はあれど、基本的にヨーロッパでユダヤ人は強い差別を受けた。近世以前は言わずもがな近代以後もロシアのポグロムやらこのドレフュス事件やらいろんな事件があるのに、ナチのホロコーストが強烈過ぎてこれなの問題が霞んでいる。全く残念。
オランダやイギリスやアメリカなどユダヤ人が逃げていった先は発展するとよく言われる。これによってユダヤ人は優秀だとのたまう連中もいるが、そうではなくて、嫌われもので差別され続けているユダヤ人すら自由に活動出来る国が発展する。
この自由を戦って、擁護してきたのが本作の主人公エミールのような人たちなんだよな。
Kir

Kirの感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

文豪ゾラの生涯の話。

まぁありきたり。圧力に負けずに正義を振りかざす演説のシーンが評価されたのであろう。

死ぬのも呆気ない。

典型的な頭お花畑の欧州監督らしい映画です。
ddamin

ddaminの感想・評価

-
ナナの前に居酒屋がヒットしてたじゃん。プロレススーパースター列伝くらい雑。大演説かますし、なんじゃこれは。
Haruna

Harunaの感想・評価

3.0
【 歴代アカデミー賞作品賞鑑賞🎞 】

第10回アカデミー賞作品賞!

名誉や立場に関係なく、自分が信じる正義の道をまっすぐ行くゾラがかっこよかった!
裁判のシーンはなかなか面白かった。
Amazonで観ました。
無実の罪に寄り添う周辺人の困難など考えさせられろ作品でした。
SONIA

SONIAの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自由気ままなら野心ある芸術家のサクセスストーリーかと思ったら違った。
ゾラはわりとトントン拍子に成功者となり富と名声を手に入れる。

守りの人生から再び攻めの姿勢になり、冤罪の軍人を手助けして裁判で勝利!かと思ったらりこれもまた違った。

あっけなく、でも幸せに人生の幕を閉じる。

人のために人生を賭けたゾラ。まあ正直。余裕があるからこそできたことかとも思うが。

裁判長すらも体制に飲み込まれていそうな中で、毅然と立ち向かう弁護士がカッコよかった。

フランス人を描いたというのもなんとなく新鮮だった。気高きプライドと国の威信、体制批判の自由さの対比が面白い。
1937年公開、第10回アカデミー最優秀作品賞受賞作。

タイトル通り、フランスの文豪、エミール・ゾラの伝記ものだが、冒頭のクレジットにもある通り、相当偶像化されたとおぼしき理想の言論人としてのゾラが、生き生きと活写されている。

つってもかの有名な「ナナ」をはじめ、ゾラの著作はなーんも読んでない私なんぞがどこをどう変えたとか指摘しようがない訳で、単に「いくらなんでもこんなカッコよかないだろう」という雑な推論かましてるだけなんですが。

とはいえ旧友である画家のセザンヌに名声を得て日和った姿をチクリと指摘されるくだりなんかもあって、そのへんの作劇は実に上手い塩梅。

当時の時代背景的にどういう意図があったか、正確にはわかりかねるものの、後半パートで執拗に描かれる軍や司法の隠蔽体質は現代にも通じる...というかまったく変わらない権力の腐敗っぷりに、現実世界との照応を感じない人はいないはず。

特に公文書改竄にまつわるくだりは、今見るとどうしたって安倍政権下のモリカケ桜(この作品でも改竄に手を染めた人物は自ら命を絶つ)や菅政権の言論に対する強権的な振る舞いを連想せずにおれない。

この映画でゾラはひとときの逡巡を経て、作家としての矜持を貫くが、この姿に何を思うか?そこにその人の生き方や価値観が炙り出される、今まさに見返されるべき名作です。
ララン

ラランの感想・評価

3.4
フランスのドレフュス事件を元にした作品。

無実のスパイ容疑で逮捕された軍人ドレフュスを救うため、立ち上がった文豪エミール・ゾラが主人公。
ドレフュス事件の真実を暴くために立ち上がるも当初は軍側が有利で、難航した裁判だった。
しかしゾラは諦めることなく海外へ亡命し、彼の武器であるペンで告発を続ける。
今だと、不正を握り潰そうとした政府やマスコミに対してネット世論で国を動かすようなイメージかも。

作家として成功して丸くなっていたゾラが再び正義のために立ち上がる姿や、裁判でフランス国民に正義を訴えかける演説は胸が熱くなった。
信念を持って生きる人、声を上げられる人、行動を起こせる人はやっぱりかっこいい。
爽快な気分になれた映画。
この時代から人類は悲しいくらい何も変わっていない。偉い人が間違ってることを認めたくない。そんな下らない理由のために、人生を台無しにされる人がいる。先日の「イチケイのカラス」とテーマが全く一緒で驚いた。

軍の不正を糾弾するゾラという男の話。彼の生涯を丁寧に時系列順にやっているが、今風の脚本だったら先に事件のあらましを描いて、それにリンクさせる形でゾラの過去をなぞっていくかもな、とか思った。しかし、作中登場する人物のドラマは頗る良く描けている。スピルバーグが描くようなヒューマンドラマの源流に、この作品があるのでは。本作で無実の罪で投獄される男もユダヤ人。「アミスタッド」とか絶対影響下だよな。彼がメガホンを取る予定だった「シカゴ7裁判」も。
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