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愛と死の記録のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

愛と死の記録(1966年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

その映像そして音楽。チカラのはいりぐあいにおどろく。立ち入り禁止のはずのドーム敷地内でのロケはもはや破滅後の人類滅亡廃墟にたたずむたった二人の恋人のおもむきでゴダールのsfなみだし。病院長もまるで東宝特撮にでてくるみたいなふかい文明洞察でやはりトリュフォーのsfなみだ。アランレネの二十四時間の情事に匹敵しうる核時代の芸術作品としての熱量をじゅうぶんにそなえている。演技もそうだが監督の演出にも真摯さがみなぎっていて。日活ヌーヴェルヴァーグ。sf調においても本家フランスヌーヴェルヴァーグレネゴダールトリュフォーにまけない作品を達成しており。ロケ中心低予算駆使の日本ヌーヴェルヴァーグとよばれるにはじないものだった。上記の映画史的証明のような作品。
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