グラウンド・デスのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

それはそうとたしかに地下作業現場の最深部なのだから酸素含有不足のよごれた空気だったりはするのだろうが。それにしてもこの開始30分での突然おこる不条理的状況はあまりにも理解不能。いかにもな科学啓蒙映画的でだしだからこっちもだまされそうになる。がこれはソリッドシチュエーションパニックどころかオカルトそのもの。目の前にいるのにわけのわからない理由づけばかりいってきてコミュニケーション成立せずだし。いきなりさっきまでいた外がもうまっくらで深海潜水艇状態テレポートだし。極限での三人の会話の内容まとをえてなさすぎ。でパニックやホラーというより不条理sfのようにしかおもえない。わるい意味でのタルコフスキー。専門家による脱出作戦プランもカルト宗教の説教のようだ。でもこのかんじあったような気が。そうコロナ下のメディアそのもので相当に胸糞なリアリティーさは一流のオカルト映画だ。もしくは宗教映画でカフカ的な地獄の責め苦のひとつとか。