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愛と死の記録のseapony3000のレビュー・感想・評価

愛と死の記録(1966年製作の映画)
5.0
若いふたりが出会ってはじけるスパーク、小百合の輝きに増して、渡哲也が感じる一瞬一瞬を噛み締めて生きている空気がビシビシ伝わる。ふとした表情が可愛すぎるぞ哲。通りから撮られた小百合と若い女の子の店員たちが勤めるレコードショップ、ナイターやってる球場をバックにふたりで歩きながら話す場面、洗濯物干した病院の屋上、このすごいロケ撮影は誰だ…エンドクレジットでやっと知る姫田真佐久。黛敏郎の音楽も良すぎ。誰も間に合わなかった渡哲也の死に顔。自殺未遂で噂の隣のお姉さんは芦川いづみ。パッションをギリギリまで抑えた演出が素晴らしい。
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