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愛と死の記録のmhのレビュー・感想・評価

愛と死の記録(1966年製作の映画)
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大ヒットした難病もの「愛と死をみつめて(1964)」と同じ路線を狙った日活のメロドラマ。
・今度の病気は原爆病と、社会派要素あり。
・吉永小百合は続投。
・浜田光夫アウト、渡哲也イン。
・蔵原惟繕監督と、姫田真佐久カメラマンの超絶撮影がすごい。
・広島でロケやってる。
・難病ものであるのに、感情絶叫少なめ。
・でもしっかり鬱エンド。
これをプログラムピクチャー(一週間に二本公開してたうちの一本)でやってるんだからとんでもない。
面白かったのは、近景遠景を意識した構図で、画面の情報量がやたら多いのもすごかった。偶然の一致だと思うけど、新海誠の場面設計によく似てる。
吉永小百合をなんとも思ってない勢なんですけど、これはハマってた。
ずぶ濡れタンデムで、ブラウスが透けまくってるというエモいシチュエーション設計とかもっと評価されていい。
いやー日活すごいね。こりゃ人気出るよ。
サブスク時代になって日活作品へのアクセスが容易になってるのが、以前では考えられなかった状況で、隔世の感あるね。
系統立ててまとめて・続けて見られるのがいいね。
面白かった。
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