コマミー

クリスマス・キャロルのコマミーのレビュー・感想・評価

クリスマス・キャロル(1984年製作の映画)
3.4
【スクルージらしいスクルージ】

 [こんなクリスマス映画を観た🎄]

 
これまで幾つか映像化されている文字通り、クリスマスの物語の定番"「クリスマスキャロル。」"
私が観たことあるのは、ジム・キャリー版の「クリスマスキャロル」なのだが、あれは特殊効果で、見事にスクルージを演じきっていて、役者の名演と共にロバート・ゼメキスの最高のアニメーションに感動した。

一方こちらは、1984年に「パットン大戦車軍団」で知られる"ジョージ・C・スコット"を主演に迎えて製作された、"TV映画版"のクリスマスキャロルだ。
だが、ジョージのスクルージは、非常にスクルージ自身の"イメージに近い"ように感じられた。
ジム・キャリーのスクルージは当然、特殊効果を使っているため、レベルは格段に違うわけだが、TV作品である本作は、余り"金を掛けない"分、ジョージ自身の"容姿"を充分に活かして、素のスクルージを作り出していた。

安っぽく感じてしまうのはもちろんだが、無駄が余り無いので、どなたでも気軽に楽しめる「クリスマスキャロル」を作り出せていた作品だった。

ジョージ・C・スコットの演技もなかなか素晴らしかったです。
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