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ヴェラクルスのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ヴェラクルス(1954年製作の映画)
3.5
バート・ランカスターが主宰する独立プロが「アパッチ」に続き、再び監督にロバート・アルドリッチを起用した娯楽西部劇。
メキシコを舞台に、主演のゲイリー・クーパーとバート・ランカスターらが大金をめぐって対決する。

南北戦争後の1866年、メキシコにやってきた元南軍の将校ベン・トレーン(ゲイリー・クーパー)が、無法者のガンマン、ジョー・エリン(バート・ランカスター)と出会い、二人はお互いにだまし合いを繰り広げながら道中を続けるうちに、奇妙な友情が芽生えるようになる。
やがて二人はメキシコ動乱(皇帝軍と革命軍の戦い)に巻き込まれ、皇帝軍からの依頼で、マリー・デュバル伯爵夫人(デニーズ・ダーセル)をヴェラクルスの港まで護衛する仕事を5万ドルで受ける。
ところが、夫人の乗る馬車には、300万ドルもの金貨が隠されていた…。
原題:Vera Cruz(1954)

~その他の登場人物~
・メキシコのパパイア娘ニナ(サリタ・モンティール)
・マクシミリアン皇帝側のフランス貴族デ・ラボルデエル侯爵(シーザー・ロメロ)
・ジョーの仲間(アーネスト・ボーグナイン、チャールズ・ブロンソン…)

「"危ない橋を渡るな。他人を信用するな。情けをかけるな"…自分のことを話したのは初めてだ」

見どころは、300万ドルの金貨をを手に入れようと、様々な人たちが入り乱れて繰り広げる駆け引き、騙し合いの面白さ。
そして、語り草になったクライマックスの決闘。
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