シズカ

大決戦!超ウルトラ8兄弟のシズカのレビュー・感想・評価

大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年製作の映画)
4.3
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』


この頃メビウスにメロメロだったので、平成ウルトラマンに思い入れはそんなになかったけれど、この映画のティガ、ダイナ、ガイアの変身シーンだけは頭にすごく残っている。特にガイアは開いた口が塞がらないくらいカッコよかった。
 アスカの「ウルトラマンは現実にはいない」発言が、前作でエースが発した「信じる心の強さが不可能を可能にする」という台詞に繋がる。それは、アスカやガム自らがウルトラマンだったと気がつき、大声で名を叫びながら変身するシーンの興奮度を引き上げてくれる。

「ウルトラマンのいない世界」というパラレルワールドでウルトラマンを知るミライと社会人ダイゴ視点で話が進むため、ウルトラマンの概要を知らない昭和兄さん達の反応が面白かった。
 また子供の頃の諦めていた夢を叶えた平成ウルトラマン達がM78へ向かっていくラストシーン。多少の無理矢理感も強いけど、それ以上に子供達に諦めなければ夢は叶えられるということを伝えてくれているようでヒーロー映画として完成されているように思った。
シズカ

シズカ