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勤王? 佐幕? 女人曼陀羅
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『勤王? 佐幕? 女人曼陀羅』に投稿された感想・評価

2.5
黒船来航により世情不安定となった幕末を舞台に、幕府を支えつつ日本の将来を見据え諸外国との積極的な貿易をせんとする井伊直弼、開国に反対し幕府を倒そうと目論む尊攘派の志士たち、一攫千金を目論む者、謎の浪人が井伊直弼の秘密が書かれた密書をめぐって争う時代劇。戦前から戦後まで娯楽映画の第一線で活躍し続けて天皇と呼ばれた渡辺邦男監督の練達たる手腕を堪能できる作品で、密書が色んな人の手に渡りそれでドラマが二転三転し切り合いが発生したり愛し合うものの密書のために気持ちが別れてしまう女と男の濡れ場が生まれたりとリズミカルな娯楽のリズムは今となっては古くさいもののこういうのが当時は大ウケしていたんだよなという貴重な資料に。それに娯楽に於ける物語の根本は今も変わっていないはずだし。

普通幕末ものというと井伊直弼は悪人扱いされ尊皇志士たちが時代を変革する英雄と描かれるのがパターンなのだが、本作では井伊直弼が時代の先を見つめる先進的な人物で尊皇志士の方は庶民のことも省みずテロに明け暮れる向こう見ずのように描かれているのが特徴。その構図はどこか当時の日本政府と左翼の状況を思わせ穿った見方をすれば左翼が嫌いで戦後すぐ労働組合の活動が激しくなると同士を募って新東宝結成に尽力した渡辺監督の心境が感じられたりも。

不気味な浪人アラカン、尊皇志士の一人で密書を持つ商人の娘と恋愛関係になり愛を優先すべきか仲間との結束を優先すべきか苦悩する純朴だけれど貫禄のある若き若山富三郎のダブル主役形式となっており、二人とも芝居は上手いし殺陣も達者(若山先生の倍速にしたのかと言うくらい速いスピードの剣捌きはこの頃から健在)なので安心して見ていられる。また脇役に新東宝を代表するイケオジにしてかつては二枚目俳優として活躍した高田稔と江川宇礼雄(今は一の谷博士を演じた俳優と言った方が通じるか)、清川虹子など芸達者が揃っているのも楽しい。藤田進は相変わらず棒演技だけれど。

ラストはいかにも昔の時代劇らしい「続く」エンド。

ちなみに幕末ものでは大抵黒船の来航で市民たちがパニックになるというのが定番だけれど、実際には一般市民にも外国が日本に開国を迫っているという情報が入っていてまた外国の船が関東近辺にたびたび来航しておりペリーが黒船で来訪しても「ようやく来たか」程度の認識だったらしい。むしろそれまで外国からの進言を無視して異国との交流をこれからどうするか放置していた幕府の方がパニックになっていて市民たちから小馬鹿にされていたとか。こうした対応に後手に回ったことが幕府の権威にひびを入れ、それがどんどん修復できず進行して十四年後の徳川幕府崩壊へと繋がっていったと言える。
めー
-
前編
鎖国派と開国派の対立から密書争奪、時代劇
最初の怪しい浪人ぽく登場するアラカン。粗野な感じが良い
トミサブがわりと出ていて綺麗な役。笑
3.0
〖1950年代映画:時代劇:小説実写映画化:新東宝〗
1956年製作で、吉川英治の小説を実写映画化で、攘夷か?開港か?運命を決する彦根藩密調書を追って恋あり活劇ありの娯楽時代劇らしい⁉️

2025年2,128本目