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イースター・パレードのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

イースター・パレード(1948年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

おじさんの映画日記 イースター・パレード 編おじさんの映画日記
(2022年04月12日 yahoo映画にて投稿)

スクリーン観戦できました!とにかくタップダンスが凄かったです。
「ミュージカルは、最高の友達! テアトル・クラシックス第1弾「ミュージカル映画特集」での観戦でした。

☆アステアの超絶タップダンスとバックダンサー達の鍛錬訓練と奇跡的アイデアで作られた、ハイスピード撮影 その衝撃カットは是非大画面でこそ確かめて欲しいです、合成ではないと思います。(ガールズグループのNiziUが倍速ダンスをテレビで披露してました、それを本気でやったのでは?と推測します)
オープニング、ドラムをテーマに凝りまくりのアステアのご機嫌なタップダンス。  オンボロ紳士にふんするジュディとアステアの愛嬌たっぷり可笑しいペアダンス。  パワフルで見応えあるアンミラーのソロタップダンス。  アステアとアンミラーの完璧なペアダンス。
趣向を凝らしたタップダンスの数々が本当に凄いのです! これらは歴史に残るパフォーマンスなのでしょう。

☆ラストシーンのイースターパレードの大通りの華やかさ、街に充満する多幸感は素晴らしく、アメリカは夢の国のように思えました。
肝心のラブストーリーがそれほど盛り上がらず、星評価に影響しました。

追伸
バーテンダーやウエイター、親友などの取り巻く人々が芸達者だったり会話がオシャレだったり、、とにかく観客を楽しませよう飽きさせないようとサービス精神たっぷりです。
ウエイターのミュージカル小コントはまるでコメディアンの舞台やテレビショーのようで楽しいけど映画的に不自然に感じました。
本作品は1948年ロードショーでその頃アメリカはテレビの世帯普及率が2,3%以下の時代でした、1950年代以降テレビ放送が急速に普及してゆきます。 この頃の映画はテレビ的な役割をも担っていたのでしょうか。 映画の衰退とテレビの普及、まさにその過渡期に製作された作品と考えました。
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