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左近捕物帳 鮮血の手型のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

左近捕物帳 鮮血の手型(1950年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒトサライで植民のキリシタンを悪とみなせば悪が悪を捕物するってこれレッキとしたダークヒーローアンチヒーロー。必殺シリーズのプロトや眠狂四郎なにおいもするし。さらに一人二役めいたり。迷宮し破綻しまくるフクセン。夜のシーンではただうごめくだけの人物群像。さらにさらに制作年代がふるく風俗も演出意図もよめない。こんな三つ数えろのような世界にはまりしばし浮世をわすれる。映画館の闇の中ならさらにさらにさらに。ストーリーは置いといて。ひばりの名探偵コナンくんな奇形っぷり。何度見返しても面白い。はず。ひばり中心で隠れキリシタンの秘宝争奪戦をメインとする子供向け冒険譚と解してもおもしろいし。江戸ノワールな大人の捕物帳と解してもおもしろい。あ。これはあくまでも私の意見。一般ではドッチつかず中途半端なコケオドシ映画とされているのか世評もすくない。でも上記三つ数えろのようなホークス流フィルムノワール娯楽謎映画として私は擁護したい。z級コーマン流にまでおちこまない紙一重さはまさにx級映画。笑。
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