ゆき

わが母の記のゆきのレビュー・感想・評価

わが母の記(2011年製作の映画)
4.3
しみじみとしみじみと…。
父が彼岸へ行き、私と母の間には衝立になってくれるものはもう無い。

その切なさと、人は誰しも年齢を重ね、カタチは違えど、こうして逝くまでの生く事。

兼ねてより、祖母が認知症だと言われた時、本当に大切な事は、大事にし過ぎて、しまってあるんじゃないかと思っていた。

老いていく自分、同じように老いている母。
私は大切に毎日を過ごせているだろうか。

もう一度、日々に感謝して、寄り添って過ごして行こうと思っている。

切なく、暖かく、当たり前で残酷なこれからの日々を。
ゆき

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