凪

シャッター アイランドの凪のレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.8
見終わった直後、「これは何か、ものすごいものを見たぞ、!!」と久しぶりに思った一本でした。
最初から最後まで、ところどころに伏線が張り巡らされていて、一回見ただけでは全て回収しきれないのでもう一回見たいなと思いました。映画全体を通して感じる違和感が少しずつ繋がっていくのが見ていてとても気持ちよかった。チャックが島に着いた時、拳銃の扱いに不慣れな様子を見せたのも伏線だと気付いて鳥肌が立った。

テディは本当に精神異常者でチャックは精神科医なのか、それとも2人とも洗脳されているのか?
テディとチャックは保安官でわざと騙されたふりをしているのか。最後、テディはテディとして手術を受けるのか、それともわざと自分から受けに行くのか。色々と考察したい部分があるし、答えが出ない映画でワクワクします。

“怪物として生きるか、善良な人間として死ぬか”

スコセッシ監督の作品は初めて見ましたが、今年公開のキラーズオブザフラワームーンも是非見たいなと思いました!
凪