凪

mid90s ミッドナインティーズの凪のレビュー・感想・評価

4.9
念願のmid90s、映画館のスクリーンで見れて大満足です。
自分が想像していた以上に自分に響きました。スティーヴィーが最初から最後まで純粋で、レイ達に憧れて、仲間になっていく様子を見るのはとても微笑ましかったです。レイがスケーターとしての道を歩む中でfuckshitがだんだんと道を外れて、スティーヴィーがそれについていってしまったのは彼の純粋さが理由だと思うと、悲しい。レイは、スティーヴィーのことを弟と重ねて見ていたのかな。レイと一緒に2人で滑りにいくところはとても感動したし、美しかった。冒頭から暴力を振るっていた兄だけど、彼にも葛藤があり、スティーヴィーを大切に思っているところが切ない。ラスト、みんなでフォースグレードが撮ったショートフィルムを見ながら終わるのはとても良かった。最終的にその後彼らがどうなったのかは私たちにはわからないけど、あのビデオを見たことで、スケートを純粋に楽しむ、今まで見たいな生活に戻れていたらいいなと思うし、きっとそうなってるだろうなと感じた。

“たちあがれ、何度でも”

大好きな作品になりました。
凪