釈迦堂

シャッター アイランドの釈迦堂のレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
2.5
名作と聞かされててやっと今更初視聴した。最初の感想としては、物足りない。オチが薄く、割と中間前から分かってしまって、先が読める作品。残念な気持ちだったが、他の考察を見るとなるほど、そうも捉えれるかと考え直した。本当に彼は患者だったのか。それとも彼は逆に騙し本当に裏を暴こうと潜り込んでいたのか。まさにシャッターアイランド。タイトルには痺れた!Shutter Islandのアナグラム。

夫婦家族の話は辛過ぎた。胸苦し…。解釈は様々だが、個人的には妻を許し難いものではあるし、テディの立場辛過ぎる。この作品は2度見なくても1度で伏線回できるから見直しはしないけど、多く伏線あった。例えば、彼女の飲むコップが見えてない、マッチで照らす光が、途中から火が消えても明るいなどは、それは彼の妄想だから、そういった矛盾シーンが生まれるのだ。ちらほらそういったシーンがあって面白かった。

期待しすぎたのはいけなかった。でも最後のセリフで一気に色んな考察を生んだんだろうな。「どっちがマシかな?モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」え、それは一体…と考えると、最初の感想とは少し面白さ出てきた。だが、正直名作素晴らしい!とは思わなかった。もっと面白いひっくり返るくらいの結末が欲しかった。そろそろまた、そういう作品出てこーい