釈迦堂

7番房の奇跡の釈迦堂のレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.0
知的障害持ちの父と1人の幼い小学生上がる前の娘の物語。しっかり泣ける。涙活では是非観て欲しい一作。もうなんか分かる泣ける作品なんだろうなとは思っていたが、内容にしては予想を超えてくれたので満足。非日常的ではあるが、まあ許せる範囲だし、テンポがいいから飽きない見やすい。最初の黄色い風船、そうかそういう伏線が隠されているとは。

7番房の人達のコメディさと段々と結ばれる仲間意識。そして、イェスンの可愛さがまたこりゃ狡い…。内容としては最初の弁護士が誰でどうなのかは予想つくが、結果はやはりそうなるのか、と言った感じ。腹立たしいのは本当に警察側。なんだあの人の弱いところを掻き乱し、事件の再現シーンなんて父の障がい有りを知りながら、態とパンツを脱がせてあたかもそう思わせるようにと…本当に最低過ぎた。その辺は胸糞。

そして、演技が本当上手い。ムービングを観た後というこももあって、主人公父役のリュ・スンリョンには拍手喝采。全くと言っていいほど役柄が違うが、こんな役もしていたのだと知って余計感銘した。他のみんなも良い味出していたが、流石主人公だなと思った。とりあえず最後のシーンは狡いよ泣かないわけない。あんなの目の当たりにしたらもう無理だ立ち直れねえよ…。現実でも冤罪は無くならない世の中には、やはり惨さを感じた。韓国作品、良い作品だった満足。