くろさわ

シャッター アイランドのくろさわのネタバレレビュー・内容・結末

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

犯罪者を収容した閉ざされた島で行方不明になった女性を探し出すために調査しに来た連邦保安官(レオナルド・デカプリオ)。
調査を進める中で、島ぐるみで何かを隠していることに気づき、深まる謎。
進むにつれて起こるどんでん返しに何度も衝撃を受ける。

ストーリー展開が凄すぎる映画。
調査に来たと言いながら、実は妻を殺した犯人を探しに来たという背景。と思っていたら、実は妻は自分が殺しており、島に収容されている犯罪者の一人であったという転。2度、3度発生する展開にどんどん引き込まれていく。

どこまでが現実の話で、どこからが妄想なのか。よく出来ている映画だ。

ラストシーンがどこかカッコ良い。
主人公は島のドクターに向かって妄想世界と間違って「相棒」と呼び、妄想から抜き出せていないように見せた後に、「怪物のまま生きるのか、善人として死ぬのか」と呟くシーン。
おそらく完全に精神疾患から治らない自分でいるより、妄想に使ったふりをして脳手術を受けることを選んだのだ思われる。

ラストシーンを考えさせられる展開は、まさにインセプションを思い出させる。

レオナルド・デカプリオが出演している映画を見るたび、この人の演技の上手さに引き込まれてしまう。

髭がなくてマーク・ラファロに最初気づけなかったけど、この人も良い俳優だな。