このレビューはネタバレを含みます
序盤から惹き込まれる異質かつ陰鬱とした世界観。レオナルド・ディカプリオの繊細な演技がそこにうまくハマり衝撃的なラストシーンまでどこか不安感や薄い恐怖を覚えずにはいられない作品だ。
最後のレディスの「モンスターのまま生きるか、善人のまま死ぬか」というセリフからはロボトミー手術を受け入れ善人のまま死ぬことを彼が決意するまでの覚悟や葛藤というものを感じさせる。
多くの緻密な伏線が張られているようで、そのすべてを把握できている自信がないため少し時間が経ってから何度でも見返したい。